“食べる力”の発育・発達過程(子供の食事)

食べる力は重要な成長過程

子供の食事というと“食事マナー”を守らせることを思い浮かべがちですが、“食べる力”を育むことの方が大切です。

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ママ

“食べる力”とは、食への興味から、コミュニティーでどう食事を楽しむか、といった食事に関わる力の全体を指します。

以下に示す、”食べる力”の成長目標過程は、厚生労働省からは『楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~』の中の『表3 発育・発達過程に応じた育てたい“食べる力”について』を参考にしています。

発育・発達過程に応じた“食べる力”

下記は、発育・発達過程に応じてどのような“食べる力”を育んでいけば良いかを示しており、これらを一つの目安として成長を見守っていって下さい。

授乳期(約0~1歳)

  • 食欲がある
  • 安心と安らぎの中で飲んでいる(食べている)心地よさを味わう

この時は食事という概念すらありませんので、「食事って気持ちいいもの」という感覚を身に着けさせることが大切です。

離乳期(1歳前後)

  • おなかがすくリズムを持つ
  • いろいろな食品に親しむ
  • 見て、触って、自分で進んで食べようとする
  • 味覚など五感を味わう

母乳・ミルクといった単一の食事から、一気に食事の種類が広がるときです。子供が五感を使って食事を楽しむように見守ってあげましょう。

幼児期(約1~6歳)

  • 食べたいもの、好きなものを増やす
  • 自分で食べる量を調節する
  • よく噛んで食べる
  • 食事マナーを身につける
  • 家族と一緒に食べることを楽しむ
  • 家族や仲間と一緒に食事作りや準備に関わる
  • 栽培、収穫、調理を通して、わくわくしながら、食べ物に触れる
  • 食べ物を食べて生きていることを実感する
  • 食べ物や身体のことを話題にする

この時は子供にとっても変化が大きい時です。目標は、『好きなものを増やす』から、“食べ物の成り立ちへの興味の発展”まで非常に幅が広いです。いろいろなことを経験させてあげたい時期でもありますね。

学童期(約6~12歳)

  • 1日3回の食事や間食のリズムをもつ
  • 食事の適量がわかる
  • 食事・栄養のバランスがわかる
  • 家族や仲間のために、食事づくりや準備ができる
  • 自然と食べ物とのかかわり、地域と食べ物との関わりに関心をもつ
  • 食生活や健康を大切だと思うことができる
  • 自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる

物事を体系立てて理解できるようになり、食事とは何か、深い知識への探求に差し掛かっていく時期です。言葉で食事の重要性を話してあげるのもいいですね。

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ママ

そういえば、うちの娘が「3時になったからおやつじゃない?」なんて言い始めたのはこの時期ですね。“1日3回の食事や間食のリズムをもつ”に納得!

思春期(明確な年齢区分なし)

  • 食べたい食事のイメージを描き、それを実現できる
  • 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる
  • 食料の生涯・流通から食卓までのプロセスがわかる
  • 自分の身体の成長や体調の変化を知り、自分の身体を大切にできる
  • 食生活や健康に関連した情報を得て、理解して、利用できる
  • 食に関わる活動を計画したり、積極的に参加したりすることができる

周囲の視線や関係性に敏感になる時期です。例えば、太った自分が気になる、という感覚を持ち始める時期のため、痩せるためにはどうしたら良いか、そういった計画を立てられるようになります。親としては、食事のバランスに関するアドバイスや、場合によってはコントロールしてあげるといい時期でもあります。

まとめ)食事での会話が大切

これらの目標を達成するためには、親からの話題の提供は大切です。

お魚が食事に出てきたら、お魚はどうやって採れるのか、お魚の種類、お魚のどこが美味しいのか…といった話をさりげなくしてあげると、子供も興味をもって自分で成長していくでしょう。

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ママ

コミュニティーでの食事の楽しみ方も家族の団らんで学んでいきますので、楽しく食事をしていきましょう。

2019年5月8日

Posted by fwhip