赤ちゃん0歳~1歳の体重【子育ての悩み】
赤ちゃんの体重の平均を、厚生労働省が公表している
初めての赤ちゃんを抱いたとき、この子がどんな成長を遂げるのか、体重はどんなふうに変化するか、人によっては心配の一つとなるでしょう。
ここでは、赤ちゃんは1歳までの”乳児”として説明します。赤ちゃんの体重の平均はどのくらいでしょうか?その疑問にこたえるべく、厚生労働省は、『乳幼児身体発育調査』という調査を実施しており、そこから得られた赤ちゃんの身長の平均を示しています。
そのデータをグラフ化しましたので、以下をご覧ください。
赤ちゃんの体重は、出生直後に減る
赤ちゃんの体重は、一般的に出生時から約3日間は減っていきます。これは「生理的体重減少」と言い、胎児の時に飲んでいた羊水などが排便されることや、出生直後は母乳をうまく飲めないことが原因です。
特殊な例を言えば、病気やネグレクトなどもあり得ますが、通常、出産直後は産院で母子ともに管理されているはずなので、医療従事者から何も言われていないのであれば心配ないでしょう。
厚生労働省『乳幼児身体発育調査』の公表データを見てみると、出生直後5日間の赤ちゃんの体重の推移は次のようになります。
この曲線は、赤ちゃんの体重の中央値(平均値)を示していますが、ご自身の赤ちゃんの出生時の体重を基準に同じような経過をたどると思ってください。
赤ちゃんの体重の平均、1歳までの推移
生理的体重減少を考慮せず、出生時から1歳までの体重の平均の推移をまとめてみました。
赤ちゃん(0~1歳)の身長の推移グラフを男女別に作成しました。
ポインタをあてると、詳細な値が表示されますので見てみてください。
101人目中の50番目の身長にあたるものが、平均値とほぼ同じ値です。「101人目中」という中途半端な数字の意味や、データの読み方について気になる方は下記の投稿をご覧ください。
赤ちゃんの体重の平均を表で見る
参考に、101人の子供を順番に並べた時の、25番目~75番目の赤ちゃんの体重を表で見てみます。この範囲に入っているのであれば、平均付近にいる赤ちゃんの半分にあたります。

Amawhip
赤ちゃん平均体重と範囲(男子)
単位, kg | 25番目 | 50番目 (ほぼ平均) |
75番目 |
出生時 | 2.72 | 3.00 | 3.27 |
30日 | 3.74 | 4.13 | 4.51 |
1-2ヶ月 | 4.35 | 4.79 | 5.22 |
2-3ヶ月 | 5.34 | 5.84 | 6.33 |
3-4ヶ月 | 6.10 | 6.63 | 7.16 |
4-5ヶ月 | 6.67 | 7.22 | 7.76 |
5-6ヶ月 | 7.10 | 7.66 | 8.21 |
6-7ヶ月 | 7.44 | 8.00 | 8.56 |
7-8ヶ月 | 7.71 | 8.27 | 8.84 |
8-9ヶ月 | 7.94 | 8.50 | 9.08 |
9-10ヶ月 | 8.13 | 8.70 | 9.29 |
10-11ヶ月 | 8.31 | 8.88 | 9.48 |
11-12ヶ月 | 8.48 | 9.06 | 9.67 |
赤ちゃん平均体重と範囲(女子)
単位, kg | 25番目 | 50番目 (ほぼ平均) |
75番目 |
出生時 | 2.66 | 2.94 | 3.18 |
30日 | 3.54 | 3.89 | 4.23 |
1-2ヶ月 | 4.08 | 4.47 | 4.86 |
2-3ヶ月 | 4.97 | 5.42 | 5.86 |
3-4ヶ月 | 5.67 | 6.15 | 6.64 |
4-5ヶ月 | 6.21 | 6.71 | 7.23 |
5-6ヶ月 | 6.62 | 7.14 | 7.67 |
6-7ヶ月 | 6.95 | 7.47 | 8.02 |
7-8ヶ月 | 7.21 | 7.75 | 8.31 |
8-9ヶ月 | 7.43 | 7.97 | 8.54 |
9-10ヶ月 | 7.62 | 8.17 | 8.74 |
10-11ヶ月 | 7.78 | 8.34 | 8.93 |
11-12ヶ月 | 7.95 | 8.51 | 9.11 |
まとめ)赤ちゃんの体重は様々
赤ちゃんの体重は様々です。妊娠週数に関係なく、生まれた直後は”出生時”に分類されます。つまり、妊娠週数が少なければ短ければ小さい方に分類されてしまうことが一般的です。この厚生労働省のデータの範囲を超えたから、必ず今後の成長に異常があるかといえば、それは違います。
また、男女差でみると、赤ちゃんの体重の平均は、女の子より男の子の方が大きいですね。この赤ちゃんの体重の平均の男女差は、身長にも当てはまります。

Amawhip
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません