赤ちゃん(出生児)の頭囲と胸囲は?【子育ての悩み】
生まれたばかりの赤ちゃんのデータ
ここでは、生まれたばかりの赤ちゃん(出生児)の頭囲と胸囲に関する情報をまとめてみました。データは、厚生労働省が実施している『乳幼児身体発育調査』という調査の結果を基にしています。
頭囲は胸囲とのバランスも含め判断され、小さすぎる頭囲は小頭症を、大きすぎる頭囲は水頭症を疑います。これらには先天・発育異常が関係しますが、2014年頃に流行ったジカ熱が小頭症の原因になるとも言われています(ジカ熱は日本では報告されていません)。水頭症は、文字通り、頭の中に水(正確には髄液)がたまる疾患ですが、日本ではおよそ1000人に1例くらいの割合で赤ちゃんの水頭症が見つかります。
ただ、正常で生まれたとしても、我が子の体重が全国のどのくらいの位置にいるのかは気になると思います。では厚生労働省のデータから分布を見てみましょう。
全国の赤ちゃんを集めたとして、1位~100位くらいの順位を付けたとします。その時に、順位と出生時体重と身長の関係は次のようになります。
赤ちゃんが男児の頭囲
100人の赤ちゃんを集めたとして…
3位 → 36.0 cm
10位 → 35.0 cm
25位 → 34.5 cm
50位 → 33.5 cm(ちょうど真ん中)
75位 → 32.5 cm
90位 → 31.5 cm
97位 → 30.5 cm
大よそ2分の1の赤ちゃんが32.5 ~34.5 cmの間に入っていて、ちょうど真ん中が32.5 cmというデータです。では次は女児を見てみましょう。
赤ちゃんが女児の頭囲
100人の赤ちゃんを集めたとして…
3位 → 35.5 cm
10位 → 34.5 cm
25位 → 34.0 cm
50位 → 33.0 cm(ちょうど真ん中)
75位 → 32.0 cm
90位 → 31.2 cm
97位 → 30.5 cm
大よそ2分の1の赤ちゃんが32.0 ~34.0 cmの間に入っていて、ちょうど真ん中が33.0 cmというデータです。男児の赤ちゃんよりやや小さいということも分かりますね。

ママ
赤ちゃんが男児の胸囲
3位 → 35.0 cm
10位 → 34.0 cm
25位 → 33.0 cm
50位 → 32.0 cm(ちょうど真ん中)
75位 → 30.5 cm
90位 → 29.3 cm
97位 → 27.7 cm
大よそ半分の赤ちゃんが30.5~33.0 cmの間に入っていて、ちょうど真ん中が32.0 cmというデータです。頭囲よりやや小さいのが分かりますね。
赤ちゃんが女児の胸囲
3位 → 34.5 cm
10位 → 33.6 cm
25位 → 32.7 cm
50位 → 31.6 cm(ちょうど真ん中)
75位 → 30.4 cm
90位 → 29.2 cm
97位 → 27.9 cm
大よそ半分の赤ちゃんが30.4 ~32.7 cmの間に入っていて、ちょうど真ん中が31.6 cmというデータです。
赤ちゃんの帽子のサイズは?
子供に適した帽子のサイズは下記に掲載しています。ただ、赤ちゃんは1歳までにその頭囲がかなり大きく成長します。生まれたばかりのものと、生後半年のものでは分ける必要が出てきそうですね。

ママ
赤ちゃんの頭囲の推移は?
生後の子供の頭囲はどう成長するのかの推移は下記にまとめていますので、ぜひそちらをご覧ください(↓↓)。
参考資料(パーセンタイルとは?)
子供の頭囲・胸囲などの指標は、統計的には”パーセンタイル”という値を使って分布が示されています。専門的で分かりづらいのですが、できるだけわかりやすく説明してみたので下記も参考にしてみてください!

ママ
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