不審者に思われず子供の安全を確認する方法

子供の安全を確認できない世の中に

子供を持つ親にとって、子供の安全は、だれでも確保したいもの。

文科省の2015年までの、児童生徒等を対象にしたデータを見てみると(比較として交通事故状況もみてみました)、

  • 交通事故負傷者数が、ここ10年で半減し、2015年時点で55,683名
  • 交通事故死亡者数は、2015年時点で114人
  • 犯罪被害認知件数(暴行)が、ここ10年で約40%減少、2015年時点で約3,000件
  • 犯罪被害認知件数(傷害)が、ここ10年で半減、2015年時点で約2,000件
  • 犯罪被害認知件数(強制わいせつ)、ここ10年で約30%減少、2015年時点で約2,500件
  • 犯罪被害認知件数(略取誘拐・人身売買)、ここ10年でほぼ横ばい、2015年時点で約100件

という統計のようですね(出典:文部科学省『学校安全に関する参考データ』)。

まぁ交通事故案件に比べれば、犯罪被害認知件数は少ないですし、ここ10年は減少傾向です。

ただ安心するのは早いです。

上記の犯罪認知件数について、いずれも小学生の件数はここ10年ほぼ横ばいです。

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Amawhip

つまり、中学生と高校生における犯罪認知件数はかなり減っているのですが、小学生における犯罪認知件数はほぼ改善されていない状況です。
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デビルくん

児童生徒犯罪被害認知件数(略取誘拐・人身売買)の半分は、小学生が被害対象になっているようだしな

この状況を見ると、小学生における犯罪被害意識を向上させる世の中の動きは納得できます。

過剰反応しても仕方ない。

まぁ逆の見方をすると、小学生の犯罪意識向上の教育がいかに難しいかを物語っているとも言えます。

また、私は、現状のままでは犯罪の減少は見込めない可能性も高いと考えています。

ここは、近所の人の見守り行動も必要になることは必須でしょう。

登下校時は学校の対応も手薄

前述の文科省の統計の『安全管理の取組状況』を見てみると、

  • 学校敷地内への不審者侵入防止のための対応(門の施錠、防犯 カメラの設置等)や校舎内への不審者侵入防止のための対応(来校者にリボンや名札等を着用させる等)をとっている学校の割合 96.7%
  • 学校敷地内での不審者の発見・排除のための対応(教職員等に よる敷地内の巡回等)や学校へ不審者が侵入する等の緊急時に備えた対応(通報システムの整備等)をとっている学校の割合 97.5%

とほとんど対応できているにもかかわらず、下記の登下校に関する管理についての状況については

  • 学校内外において、地域のボランティア等による巡回・警備が 行われている学校 69.8%

と急に低い割合です。

どの地域も同じような犯罪発生状況だという仮定の下、千葉県警の不審者情報の統計情報『被害時の態様別』を見てみると、なんと被害の半分が登下校時に起きていて、路上の被害が7割を占めています(出典:千葉県警『子供を安全から守りましょう!』

普通に考えても、学校内で起きる犯罪なんて、教師が悪さしない限り、頭のおかしい人が突然殴りこみに来ることがない限り、ほとんどありませんし、本当に親御さんが守ってほしいところは登下校時ではないでしょうか。


登下校時の子供の見守り、近所の子供の見守りはとても大切

特に小学校に入れた時なんて、今まで手をつないで歩いていた我が子が、急に一人で歩かなければいけない状況になるのでとても不安ですよね。

私のケースで言うと、登下校のルートを何度も確認したにもかかわらず、娘が小学校1年の初日の通学に早速迷い、泣いて帰ってきたものです。

その時、どうやって帰ってきたのか。

それは近所の人が助けてくれたのです。

その時は本当に助かりました。

娘も初めての登下校でしたが、母である私も初めて登下校させるわけですから、登下校時間の感覚もなし

その時に、やはり先輩ママの感覚や助けはとても大事です。

ただ、最近では、前述の犯罪状況から、犯罪への過剰反応が起きてしまい、誰であっても大人は不審者!と子供は考えていると思います。

もし、どう考えてもおかしな行動をしている、その行動からほぼ間違いなく迷子だろう、または何かしら困っている子供を見つけた時、あなたはどうするでしょうか。

困っている子供を見つけた時にどうするか

困っている子供を見つけた時どうするか。

この時、考え方を、子供をいかに守るか、ではなく、自分をいかに守るか、を考えてください

やり方を間違えると本当に罰せられてしまいます。

大阪の条例が問題になったこともあります。

声かけすらも、やり方次第では罰せられる可能性があります…(参考:『大阪府子どもを性犯罪から守る条例制定に反対する会長声明』

また、自分が犯罪者に間違われない声かけ方法を実施すると、おのずと子供に安全な対策に繋がります

その方法を、私の考察のもとで、簡単にまとめてみました。



絶対に触らない

まず絶対に触らないこと、これは鉄則です。

条例によっては罰せられてしまいます。

特に知らない大人は、子供には犯罪者として見られています。

下手すると、触ることで不審者情報に乗ってしまう可能性があります。

男性はNG、近所の女性に相談を

男性の場合は、もう解決策はありません。

私の住まいの地域である宮城県の情報を見ても、不審者はほぼ男性
(参考:『宮城県不審者情報』)。

どんなに優しく声をかけようと、男性は不審者扱いにされる可能性が極めて高いです。

子供が大丈夫であっても、その親御さんや、近所の人がどう思うかもわかりません。

できるだけ、近くの女性に声をかけてもらいましょう。

車から声をかけない

車から声をかけると連れ去りだと思われる可能性があります。

車から声をかけられたら反対の方向に逃げる、などと教育されているので、子供は警戒するでしょう。

自分の子供と一緒に声掛け

子供はやはり子供に安心感を持ちます。

声掛けする方が女性であっても、多少の警戒感は持ちますので、近くに自分の子供がいたら一緒に声掛けすることがベストでしょう。

できるだけ距離を置いて話しかける

距離感はとても大切です。

あまり遠くから話しても大声になって圧迫感を与えてしまいますが、急に近づかれても恐怖感を与えます。

触らない距離かつ声が届く距離で声をかけましょう

子供の目線にする

立ったまま、上から見下ろすように話すと圧迫感を与えます。

また、そのまま連れ去ることができる態勢なので、恐怖感を与えかねません。

膝を地面について、子供の目線で話しかけましょう。

声と表情はオーバーくらいに優しくする

子供は、声や表情など表面的なものでかなり印象を感じ取ります。

内面では『不審者に思われたら困るな…』と思っても、その考えは一切顔には出さないこと!

オーバーだと思うくらいに声と表情を優しくしてください。

この、優しい表情、に定義はありませんが、個人的には、困っている子供に対して、満面の笑顔ってちょっとおかしい気がするので、こちらも困った表情にすると、共感してくれる大人だと感じ取ってくれるのではないかと思います。

遠くで見守り、まずは110番という手段も考える

まず無駄に110番をしないことは前提にお話しします。

状況から判断して、ほぼ間違いなく迷子である子供を見つけたが、身なりからして確実に不審者に間違えられる…なんて時は、110番もOKだと思います。

110番で警察から判断を仰ぐことで、そこで電話をしたという履歴が残ります。

その後に触ろうが何しようが、その後に不審者では?と疑いをかけられても、その警察側の履歴によって自身が守られます

自分はいかつい男性で、周りに助けてくれそうな女性もいない、という場合は110番も考えましょう。

最終手段は全てを無視して保護を!

こちらの記事をご覧になった方は、心の優しい方だと信じてお話ししますが、緊急を要する状況もあります。

私の知り合いの1歳半の子供が、家を抜け出してしまった事がありました。

その時は、たまたま歩道を歩いて、たまたま公園にたどり着き、たまたま近所の人が助けてくれたそうです。

ただ、この状況かなり異常ですよね?

1歳半の子供なんて信号は守れない、道路と歩道の区別もつきませんので、誘拐どうこうよりも交通事故にあう危険性は高いです。

もし、『あれ、本当に小さい子供が親もなしに歩いている』という状況に直面した場合は、もう有無を言わさず保護をした方がいいでしょう。

あとは110番ですね。

子供を守りたいという気持ちは、普通の大人なら同じはず。

状況を見て不審者だと思われることはないでしょう。

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Amawhip

みんなで将来の希望である子供を見守って、犯罪から守ってあげましょうね。

いずれにしても、子供、特に小学生の犯罪件数はほとんど横ばいであることには警戒が必要です。

下記記事にもあるような防犯ブザーを使って、子供の安全を子供自身にも守ってもらいましょう!

以上ですが、参考になれば幸いです♪